ほびろぐ

めざせ!リーディング一口馬主!

投資家に転生した競馬歴0年の社畜が馬に投資して夢想する!

オグリキャップ

トーカイテイオー

ナリタブライアン



幼い頃耳にしたことのある馬の名前

だが当時は深く興味を持つこともなく、彼らがどんな馬なのかよく知らないまま大人になった

仕事の壁にぶち当たり、過労で意識が朦朧となり、ふと気づくとYouTubeで競馬の動画を見ている自分がいた

その日から俺は投資家としての一歩を歩み始めたのだった




4月、人事異動により、部署内の二人のメンバーが入れ替わった

これからどう変わるのだろう

期待と不安が入り交じったが、期待のほうが大きかった

今までのままだと成長に限界があると感じていたからだ


二人はどちらも歳上で、面識があったわけではないと思うが、意外な縁と共通点があった

そう、どちらも競馬好きだったのだ




三人寄ればモンジューの知恵

昔からある諺だ

G1がある週には、どの馬が来るかで盛り上がった


時に当たり、時に外し

喜びも悲しみも分かち合った


勝ったらメシ行くぞ!と息を巻いた金曜日

うつ向いて席につく月曜日の朝…


そんなこんなで競馬熱は過熱していった




今年競馬を始めたばかりの俺はある時これを見て驚愕した

35万円の出資に対して3,203万円の獲得賞金、回収率は驚異の9,152%

昨年の有馬記念で引退したクロノジェネシスだ

まさか裏でこんなことになっていたとは

俺は競馬のもうひとつの側面を見た気がした


なんて面白そうなんだ!

気付いたら俺は一口馬主を目指して動き出していた


最初は募集中の馬から良さげな馬を何口か購入した

何が正解なのか分からないからだ

競馬好きのパイセン達も、一口馬主にはやや懐疑的だった

身近に先人がいない一口馬主で勝つためにはどうしたらいいのか


過去の実績を眺めていて俺は気付いた

獲得賞金上位にサンデーサラブレッドクラブ(以下サンデーTC)が多いことに

クラブ別の成績を見てもサンデー、シルク、キャロットが上位であり、だったらサンデーで出資するのが成功への近道だと分析した


サンデーTCについて調べてみるとどうやら一頭の馬を40口に分けて募集するクラブであることが分かった

そしてもうひとつ気付いたことがある

意外と1億を超えるような高額馬は回収率が低く稼いでおらず、3,000万円~6,000万円くらいが活躍している


ということは、40口で割ると75万円~150万円くらいの馬を買えばいいという訳だ



たけぇーわ!!


俺は諦めた…




かに見えた



ここで引いたらなにもない

やらずに後悔するよりやって後悔しよう!

俺はサンデーTCの特別会員に登録し、22年度の募集開始を待った